自動車整備士を辞める人多いけど、やっぱり離職率が高いの?
こんな疑問を持つ自動車整備士や、自動車関連業界の人は多いと思います。
実際に厚生労働省のデータによると、自動車整備士を含むサービス業(他に分類されないもの)の離職率は「19.9%」となっています。
【2021年4/23更新】
令和元年の厚生労働省のデータによると、自動車整備士を含むサービス業(他に分類されないもの)の離職率は「18.8%」になっています。
平成30年と比べると、約1%ほど減少していることがわかります。
【2022年4/24更新】
令和2年の厚生労働省のデータでは離職率は「19.3%」となってしまっています。
せっかく離職率が下がった令和元年ですがコロナの影響等もあり増加してしまっているのがデータを見てわかります。
この離職率は発表されている16個の主要産業中、3番目に多い離職率の値です。
また令和元年の「18.8%」という数字でも3番目に高い離職率なのは変わらずだったのですが、令和2年の「19.3%」の数値ですと2番目に高い離職率となってしまっているのは大きな問題かもしれません。
自動車整備士の離職率が多い理由は
- 仕事がきつい
- 給料が安い
- 職場の人間関係
- 転職しやすい
この3つが大きな理由となっています。
悩んでいる人は記事を詳しく読む前に【無料相談】から初めてみてはいかかでしょうか?
(7月からはボーナス後に辞める人などが居るため、人材の流出が多くなり優良企業の求人が増える傾向があります…!)
そこで今回は自動車整備士の離職率についてや、辞める人が多い理由に関して詳しく解説していきたいと思います。
自動車整備士は離職率が高い職業
冒頭でも少し解説したように、自動車整備士は離職率が高い職業です。
これは厚生労働省が発表しているデータで把握することが出来ます。
自動車整備士は産業分類上【サービス業(他に分類されないもの)】となるので、グラフの黄色部分が数字となります。
他の職業が入っているものの、自動車整備士は全体で2番目に離職率が高い産業であることがわかります。
平成31年と令和元年は3番目だったのに、令和2年になると2番目に離職率が高い状況なのですね・・・
産業分類【サービス業(他に分類されないもの)】の業種一覧
- 廃棄物処理業
- 自動車整備業
- 機械等修理業(別掲を除く)
- 職業紹介・労働者派遣業
- その他の事業サービス業
- 政治・経済・文化団体
- 宗教
- その他のサービス業
- 外国公務
また同じ厚生労働省のデータ【付属統計表2 産業別入職・離職状況】をみると、前年と比べて離職率は1.6%高くなっているのです。
→令和元年は逆に離職率が1.1%下がりましたが、令和2年の離職率はまた1%ほど上がってしまいました。
入職率が離職率より高いのもグラフから読み取れますが、転職する人が多い産業であることも同時にわかりますね。
自動車整備士を辞める人が多い理由
自動車整備士の実態は離職率が高く、辞める人が多いのはデータから読み取れました。
では「なぜ自動車整備士を辞める人が多いのか?」というと
- 仕事がきつい
- 給料が安い
- 職場の人間関係
この3つが大きな理由となっています。
自動車整備士を辞める人が多い理由は、ディーラー整備士でも工場整備士でも大差はありません。
またこれらの理由は、自動車整備士の転職理由と大きな関わりがあります。
そのため一つずつ詳しく解説していきます。
自動車整備士を辞める理由1:仕事がきつい
自動車整備士の中には「仕事がきついから辞める」という人が多くいます。
整備の作業は基本的に肉体労働となるため、体の疲れなどから「きつい」と感じてしまう人がいるのです。
タイヤや部品など重いものを日々持ち上げるので、腰や膝などを痛めてしまうことも多いですよね。
また工場で整備をするので天候に左右されしまい、「暑さ・寒さ」の部分でもきついと感じてしまうのでしょう。
普通自動車の整備士と大型トラックの整備士でもキツさは変わってくるので、大型トラック整備士について知りたい人は下記の記事を参考にしてみてください。
大型トラック整備士はきつい?整備内容や給料・残業について解説!
特に繁忙期の自動車整備士は車検と点検の量が増えて「仕事がきつい」ので、その時に辞めてしまう人が増加する傾向にあります。
自動車整備士を辞める理由2:給料が安い
自動車整備士を辞める理由で最も多いのが「給料が安い」という理由です。
自動車整備士は国家資格であるのにも関わらず、ディーラー整備士でも13~20万くらいの手取りしかもらえません。(新卒時)
そのため将来性がある自動車整備士であっても辞める人が多いのです。
- 額面年収平均:398.7万(全年齢・分解整備業のみ)
- 手取り年収平均:318.9万(全年齢・自動車整備業全般)
厚生労働省公式HP「職業詳細:自動車整備士」参照 自動車整備業全般年収454.1万から30%(所得税や社会保険料)を引いた数値
自動車整備士の平均年収はこのような数値になっているので、若い世代は「給料の低さ」で自動車整備士からフェードアウトしてしまう傾向にあるのです。
実際に自動車整備士の多くが「転職して給料を上げたい」と思うので、自動車整備士と転職は切っても切れない関係性になっています。
自動車整備士を辞める理由3:職場の人間関係
職場の人間関係が原因で自動車整備士を辞める人も多いです。
というのも自動車業界は体育会系みたいな部分があるので、
- 上司からのパワハラ
- 職場環境が悪い
などで悩んでいる人もいます。
ディーラーではパワハラが問題となったりしていて、現在の職場環境は大きく変わりつつあります。
それでも人間関係で悩んでいる人はたくさんいるので。自動車整備士を辞める理由の一つになっているのです。
自動車整備士は離職率だけでなく【転職率】も高い
ここまで自動車整備士の離職率が高いということや、その理由について解説してきましたが、自動車整備士は転職率も高いです。
離職してそのまま働かない人は少ないので、当たり前ですよね!
実際に自動車整備士を辞める理由の多くが「転職する理由」になっていて、自動車整備士業界の転職市場は大きな盛り上がりを見せています。
確かに会社内にも中途で入ってきた人がいるし、
会社を辞めて転職していく人も多いな。。
現在の日本では終身雇用や年功序列といった制度はどんどん弱くなっています。
そのため自動車整備士でも「同じ会社で勤めあげる」という意味合いが弱まり、
- より良い仕事内容
- より良い給料
- より良い働き方
を求める人が多くいるのです。
自動車整備士が転職しやすい時代へ
自動車整備士の転職の現状はどんどん良くなってきています。
今まで自動車整備士が転職するときは「知人の紹介やハローワーク」が一般的でした。
ですが今では「自動車整備士の転職」に特化した転職サポートがあります。
転職サポートはハローワークに行かなくても、
- ネットで求人検索
- 電話で転職相談・面談
- 書類作成や日程調整
- 企業との年収交渉→ハローワークには出来ないサポート
など無料で転職のサポートをしてくれるサービスを受けることができます。
数々ある整備士の転職サポートでも【整備士JOBS】は企業との強いパイプがあるのでオススメです。
整備士JOBSは登録せずにネットで求人検索をすることが可能ですが、年収交渉や転職先へ入社までのサポートが必要な方は無料会員登録して活用するのが良いでしょう!
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4月からは異動等の人員整理があったり退職する人も多くなるので、転職求人が増えやすい傾向があります!今がチャンスですよ!
自動車整備士の転職環境はどんどん良くなっているので、転職時には活用するようにしましょう。
より詳しく整備士JOBSについて知りたい人は下記の記事を参考にしてくださいね!
自動車整備士から他業種・異業種への転職も可能
上記では自動車整備士が同じ業界へ転職するときの転職サポートを解説しましたが、他業種・他業界へ転職する際の転職サポートも数多く存在しています!
登録→面談→日程調整→面接→入社
という利用方法に変更はないのですが、他業種への転職なら【リクルートエージェント】がオススメです。
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他業界へ転職したい自動車整備士はぜひ活用してみてくださいね。
自動車整備士の離職率について【まとめ】
自動車整備士の離職率は厚生労働省が発表している全産業の中でも、3番目に離職率が高い「19.9%」という数字でした。
→令和元年は「18.8%」、令和2年は「19.3%」
- 仕事がきつい
- 給料が安い
- 職場の人間関係
これらの理由で自動車整備士を辞める人が多いのです。
自動車整備士の離職率は高いものの、転職する環境はどんどん良くなっているので転職時には転職サポートを活用するのがいいと思います。
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