上司の言い方が高圧的でキツイ
昔ながらのやり方についていけない
自動車整備士の業界でたびたび問題となるのがパワハラ問題です。
時代の移り変わりからパワハラなどのハラスメントに対する価値観が変化してきて、世間的にハラスメント行為への捉え方や厳しさが変わってきています。
ですが今でも整備士である多くの人が、上司や先輩によるパワハラに苦しんでいると思います。
パワハラが起きる原因は大きく4つあります。
- 上位の職位や役職の乱用
- 職人気質
- 体育会系の業界性質
- 仕事の能力や評価による嫉妬
これらがパワハラの原因となっています。
そんな整備士のパワハラへの対処法や解決策は2つに1つです。
「訴える」か「転職」のどちらかしかありません。
ただ訴えるとなると今の職場で仕事を続けることが出来ず、無駄な労力になる可能性もあるので「職場環境を変える」という選択肢が一番の解決策です。
【パワハラによる被害で考えるのが辛い人】
パワハラの被害は確実に精神ダメージが蓄積されます。
転職や訴訟など考えている余裕がないのも無理はありません。
記事を読んでいただくのも良いのですが、しっかりとした窓口で相談してみてはいかがでしょうか?
今回の記事ではそのようなパワハラの解決策や原因の事について詳しく解説していきたいと思います。
自動車整備士のパワハラ原因
整備士は様々な原因からパワハラが起きています。
- 上位の職位や役職の乱用
- 職人気質
- 体育会系の業界性質
- 仕事の能力や評価による嫉妬
パワハラの感じ方や捉え方の違いから、このようなパワハラが起きている背景もあるのですが、整備士の多くはパワハラもしくはパワハラ未遂みたいな経験をしたことがあると思います。
これらの原因について一つずつ詳しく解説していきます!
整備士のパワハラ原因1:上位の職位や役職の乱用
これは整備士の業種と関係なく、多くの業界で起きているパワハラの原因だと思います。
上司という上の役職者である人が仕事をお願いするときにパワハラになってしまうことが原因です。
相手にその気が無く上位の職位や役職であることを忘れて、お願いごとをしてくる場合もありますが、多くの場合は役職を使って「断れないような仕事」を押し付けて来ることが多いです。
これが度々重なると受けている側の人はパワハラと認識し、大きなストレスへと繋がります。
また仕事のお願いに関わらず、高圧的な態度を取ってきたりする上司もよくいるので、こちらも整備士の大きなストレスに繋がっていると思います。
整備士のパワハラ原因2:職人気質
整備士は手に職をつけて働く技術職なので、職人気質な無愛想な人が多いです。
そのためキツイ物言いをしてしまったり、話しかけられても反応しないなどのことがおきてしまいます。
これは本人にその気が無いパターンですが、受け手側はパワハラと受け取ることがあるのです。
少しばかりは仕方ない気がしますが、工場でともに働く以上コミュニケーションは必要となるので、これが起きている状態は非常に仕事がやりづらいと思います。
整備士のパワハラ原因3:体育会系の業界性質
自動車業界には体育会系の業界性質があります。
もちろんメーカーの本社などはエリート志向なので、このような業界性質とは当てはまりませんが、末端であるメーカー直営店ではないディーラや民間整備工場、中古車屋などはこの業界性質を強く持っているのが事実です。
完全な上下関係の縦社会なので、トップダウン的な発言や指示が横行しています。
中にはしっかりとした目線で話をしてくれる人もいますが、業界の性質上これで起きるパワハラはあると思います。
今の時代とこの業界性質があっていないため、整備士のパワハラ問題が加熱して離職率が高い昨今の状態になっているのでしょう。
整備士のパワハラ原因4:仕事の能力や評価への嫉妬
意外と多いパワハラの原因なのが、この仕事の能力や評価への嫉妬です。
整備士は営業などの職種と違うので、インセンティブや歩合制のようなものがなく、仕事が出来る・出来ないは見えにくいのですが、一緒に働いていれば能力の高さや上からの評価の高さは実感する事ができます。
それに嫉妬した先輩などが起こすのがパワハラ行為なのです。
変なタイミング(帰宅寸前)で嫌な仕事を渡されたり、つまらない嫌がらせを仕掛けて来ることが多いです。
仕事の能力は高いのは良いことなのに、それに嫉妬した人たちが行ってしまうのがこのパワハラ行為の原因なのだと思います。
自動車整備士が出来るパワハラの対処法
冒頭に少し話しましたが、自動車整備士が出来るパワハラへの対処法は2つしかありません。
- 訴える
- 転職
多少強引な手である2つですがパワハラには基本的に話し合いが通じない場合が多いため、この2つが究極の対処法・解決法となります。
パワハラしてきた人を訴える
パワハラへの対処法として訴えるのはとても効果的です。
- 相手が言ってきた内容を録音
- 日々のメモ(日記)
など証拠を集めたら弁護士を通じて訴えることが出来ます。
「いきなりこんな方法でいいの?」と思ってしまう人は多いと思いますが、ストレスで自分の身を滅ぼしてしまうことの方が問題です。
また証拠さえあれば法的処置を使わずとも、直接その人に向かって訴えを起こしたり本社へ話を通すことも出来ます。
飛び抜けた対処法が嫌な人はそれらの方法でも良いと思います。
ただ訴えを起こした後は会社に居づらいですし、
「やってやりたい!けどイマイチ踏み出せない」人も多いですよね。
その場合は転職・退職代行サービス東京都労働委員会認証の合同労働組合【退職代行ガーディアン】を活用して、弁護士を活用しながら会社との交渉をすることも可能です。
(公式サイトより引用)
費用が掛かってしまいますが、労働委員会認証のサービスのため確実に退職を進めることが可能です。(他のサービスは一般企業が行っているため違法性が高いものも…)
パワハラに屈することなく解決したい人にオススメのサービスです。
職場を変えるために転職
パワハラとは戦わず、無視して転職に走るのも一つの手段だと思います。
というのも会社全体にそういう風土があったり、人が変わったり異動になったりしてもパワハラを受けた会社に所属することがストレスになったりするからです。
そうなったらもう働いてはいられないので、転職を考えてみるもの良いと思います。
転職する理由は給料など色々あるものなので、パワハラが理由で辞めたとして次の転職に困ることはありません。
なぜなら整備士は人手が足りない業界でもあるからです。
人手が足りない業界ではありますが、「良い求人」にたどり着くためには、整備士の転職を専門的に行っている転職サポートを利用すると良いでしょう。
普通にハローワークなどで探すより良い求人がありますし、他の転職サイトには載っていない独自の非公開求人を抱えていることがあるからです。
整備士Jobsは登録から利用まで無料で行えるので、
- 求人情報を見るだけ
- 悩みや不安の解消に使う
「必ずしも転職しなくても良い!」ので、これら2つのような使い方でも良いと思います。
整備士の同業界・同業種の転職はどうすればいい?大切なのは転職理由と探し方?
自動車整備士のパワハラ【まとめ】
今回は自動車整備士のパワハラについて解説してみました。
- 上位の職位や役職の乱用
- 職人気質
- 体育会系の業界性質
- 仕事の能力や評価による嫉妬
整備士がうけるパワハラにはこれらのようなものがあります。
今回の解決方法は少々強引なものですが、話し合いが出来るのであれば「悩み」ではないと思いますし、究極的な対処法は転職と訴えるという方法しか無いと思います。
今回の記事が整備士のパワハラについて悩んでいる人の参考になれば幸いです。