整備士が転職するときに気になるのが履歴書などの書類の書き方ですよね。
以前履歴書や職務経歴書といった転職時に必要となる書類の書き方を記事にしましたが、転職する先の企業によってこの内容は変わってきます。
整備士の転職で必要な書類とは?履歴書や職務経歴書の書き方を解説!
志望動機は会社毎に変える必要があるため、特に変わる内容です。
また志望動機というのは面接の際にもよく聞かれる質問であるため、履歴書などの書類に書くのはもちろんのこと、自分の言葉にして面接の受け答えにも対応しなくてはなりません。
ですがどんな志望動機が良いのか分からないですよね?
志望動機を書く時のポイントは大きく2つあります。
- 仕事内容や会社への興味を示す
- 転職理由や転職の軸を明確にする
これらを守ることで志望動機はグッと良くなります。
今回の記事では、そんな志望動機の書く時のポイントや例文などを解説していきたいと思います!
整備士が転職で志望動機を書く時のポイント
整備士の転職に限らずどの転職でも大切なのが志望動機です。
志望動機を書くことで、志望先の企業に「どの程度本気で入りたいのか?」「なぜうちを選んだのか?」などをアピールすることが出来ます。
そのため転職や就職をするときは志望動機は大切なのです。
そんな志望動機を整備士が書くときのポイントは
- 仕事内容や会社への興味を示す
- 転職理由や転職の軸を明確にする
このが2つがとても大切になってきます。
仕事内容や会社への興味を示す
転職をするときに志望先の企業の仕事内容や、企業理念などを調べると思います。(調べてないであれば調べたほうが良いです)
そのときに得た情報を志望動機へ組み込むと、良い志望動機が出来上がります。
特に仕事内容を理解して書くと、企業側は入社が決まる前から仕事への理解があると判断して評価してくれます。
そうなると書いていない他の人との差は大きくなるため、仕事内容や会社への興味を示すことは大切なのです。
転職理由や転職の軸を明確にする
履歴書や職務経歴書には必ず転職を決めた理由や退職理由を書くと思います。
それを書いておきながら志望動機は転職理由や転職の軸との一貫性が無いというのは、企業へのマイナスポイントになるので、志望動機の内容と転職理由の内容は一致させるようにしましょう。
またここが一致していないと、転職した後また同じ理由で辞めてしまうのではないか?と企業側が疑問に思ってしまいます。
整備士の多くは給料面の不安で転職を決めるのですが、ストレートにお金の内容を書くのではなく、福利厚生に目を向けたりお金を稼ぐ意志をメインにして書くと良いと思います。
整備士が転職する時に使える志望動機の例文
ここでは整備士が転職する際に使える志望動機の例文を紹介します。
ですが志望動機は転職する業界や企業によって変化していくものなので、
- 同業界への転職
- 他業界への転職
に分けて例文を作っていきたいと思います。
同業界へ転職する時の志望動機の例文
専門学校で資格を取り現在の会社に入社後、点検や車検整備などの仕事に従事してきました。その中で色々な車の点検や整備をしていくうちに、技術力の向上や今後のキャリアに目を向けるようになったため転職活動を始めました。
御社では新しい技術が組み込まれた車両の取扱や、仕事をするための良い環境設備、社内資格制度など、自分が目指す技術力の向上を望めると思い御社を志望しました。
- 同業界への転職
- 初めての転職
- 転職理由が仕事内容への不満
だと志望動機の例文はこのとおりです。
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同業界への転職では、今の職場と志望する次の職場で求めるものの違いを明確にする必要があります。
そのためまず自分の今の状況を整理した上で、志望先を選んだ理由を織り交ぜて書いてみると良いでしょう。
またこのように書くことが志望動機を書く時のポイントであった「転職理由を明確にする」にも繋がってくるので評価は高いです。
さらに同業界の転職だと、仕事の内容の理解は経歴などからも察することが出来るため省いても良いです。
他業界へ転職する時の志望動機の例文
私は今まで自動車業界で整備士をしてきて、車の点検や車検業務をしてきました。
整備士の仕事にやりがいを持って働いて居たのですが、現職でフロント業務などお客様と接していくうちにお客様と深く関わりながら課題を解決していきたいと感じ営業職への転職を決意しました。また営業を通して仕事の成果を上げていき、自分の価値を向上させることも目的にしています。
御社ではお客様と長期的な関係を築き、新商品や既存の商品で最大限の価値を提供することが目的なので、それが自分の価値向上にも繋がると考えたため志望させていただきました。
- 他業界への転職
- 営業へコンバート
- 転職理由が給料が安い
だと志望動機の例文はこのとおりです。
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他業界への転職で第一に伝えなくてはならないのが「なぜ業界を変えるのか?」です。
この部分を明確にして志望企業へ伝えないと、熱意は伝わりません。
逆にこの部分を明確にしておけば「自分がどのような目的で転職することになったのか?」などが一度に説明がつくので、わかりやすい志望動機になります。
今回の例文では「給料が安い」という転職理由で構成しています。
稼ぎたいという意識はやる気にも捉えることになるので、とても評価は高くなります。
ですが伝え方や説明を間違えると悪印象を与えてしまう原因にもなりやすいので、言い回しや伝え方に気をつけると良いでしょう。
例文では「自分の価値向上」というワードが稼ぎたいという意志を間接的にあらわしています。
その他にも「成果」などのワードを使うのも有りだと思います。
まとめ
今回は整備士が転職する時の志望動機について解説してみました。
志望動機で書くべきポイントは主に2つです。
- 仕事内容や会社への興味を示す
- 転職理由や転職の軸を明確にする
この2つを意識して志望動機を書くのと、意識せずに志望動機を書くのでは大きく結果が変わってくるので、意識して書くようにしましょう。
また志望動機は「同業界(自動車)への転職なのか?」「他業界への転職なのか?」でも変わってきますし、ディーラーや中古車屋などでも変わってくる内容です。
そのため例文はあくまで参考程度に捉えて、自分が転職する業界や状況に合わせて志望動機を考えて見るといいです。
また他業種・他業界への転職は特に転職サイトやエージェントを使うと、難しい部分である転職時に必要な志望動機や書類、面接対策までサポートしてくれるので使ってみても良いかもしれません。