今や私達の生活に欠かせなくなっている自動車産業のなかで
その安全を守っている「自動車整備士」。
最近になって色んなメディアで自動車整備士関連の情報も増えてきていますが、イマイチ業界の人材不足は解消されません。
自動車整備士という職業を目指す上で、気になるのがやはり働くに当たっての人間関係です。
どんな人が多いんだろう?
体育会系だからイジメとかあるのかな?
と考えてしまいますよね。
今回は自動車業界で働く私が調べたデータと実体験をもとにお話しします。
自動車整備士ってどんな人が多いの?いじめはある?
自動車整備士という職業は、
- 昔ながらの職人気質の方
- 体育会系の方
- 探究心が強く、自発的に行動のできる方
が多く活躍しています。
お客様の大切なお車を預かる職業柄、工場内で言い合いになってしまったり、強めに注意されてしまうことはよくあることです。
切磋琢磨し合いお互いに高め合えるような職場なら、楽しく技術を向上させていけます。
しかしどの業界にもあるように、新しく入った新入社員や、仕事のできる同僚を良く思わない方がいるのは自動車整備業界でもあります。
- 工具を隠されてしまう
- 仲間はずれにされてしまう
- いつも上司に悪口ばかり言われてしまう
- 仕事を任せてもらえない
など人間関係に悩んでしまうことも少なくありません。
自動車業界の人間関係の良いor悪い職場の違いって?
自動車整備士は基本的に一つのお車をメンバーやお客様と打ち合わせし、メンテナンスします。
そのため実務作業は自分の経験や知識、またチームワークがとても大事になってくるお仕事です。
本当に技術者の事を考えている会社は、一人一人が協力し合えて分からないことがすぐに聞けるようなチームワークを大切にします。
- 年に何回かの研修
- こまめな情報共有
- 全体のミーティング
などを行っている企業であれば、楽しく働くことができそうですね。
また反対に働きにくい、人間関係の良くない職場は
- 人が少なく一人の権限が強すぎる
- 作業を見て覚えろ!という昔ながらの教育
- 時間管理ができてない
など評価制度や教育制度をきちんと考えていないような職場が多いのも事実です。
これは実際に働いてみないと分からないことですので一概には分かりません。
実際に自動車整備士として就職するときは、職場見学で職場の雰囲気を確認しておくことや、人事の方だけでなく働いている整備士に話を聞くと良いでしょう。
自動車整備士が良くない職場に当たってしまったら?
運の悪いときには良くない職場に当たってしまい、パワハラ等の被害にあってしまう事も大いに考えられます。
信頼出来る上司がいれば対処してもらうことは可能ですが、上司が良くない場合もありますよね…
上の人間がきちんと社員の事を考えてくれているのであれば、部署移動など何らかの措置をとってくれるかもしれません。
ストレスが溜まって爆発する前に誰かに話を聞いて貰うなど、早めの対処が大切になります。
職場に頼れる人がいない、または限界を感じているのなら転職も視野に入るのが良いでしょう。
調べてみたところ厚生労働省のデータでは「自動車整備士関連の離職率は約20パーセント」と高い傾向にあるようです。
自動車整備士は資格を持った整備士は全国に約35万程、また資格を持たない整備士も合わせると40万人を超え、整備工場数は9万以上あります。
悩んでいるときには自分が耐えるしかないのだと思ってしまいがちです。
ですが様々な職業を選べるこの社会では、切り替えて自分にあう会社を見つけていくのも大事なスキルの1つだと考えます。
現在自動車整備士は人手不足が悩まれている職業なので、転職するときに大切なルールさえ守れば、良い転職先を見つけることが可能です。
気になる方は「転職に成功した自動車整備士は何をした?成功するためのポイントを解説」という記事を参考にしてみてください。
自動車整備士の職場環境以外の悩み
自動車整備士として働いていると職場環境以外の悩みも多く出てきます。
例えば「友人と休みが合わない」「日々の業務で身体を壊す」などが代表的です。
自動車整備士は基本的に平日休みなので「友人と休みが合わない」というのは、自動車整備士以外の業種に転職するしかありません。
ですが「日々の業務で身体を壊す」に関して言えば現状の状態でも改善することは可能です。
自動車整備士の職業病とも言える腰痛・膝痛はコルセットやサポーターを巻くことで大幅に完全できます。
私も腰を痛めやすかったので、仕事のときはコルセットを巻いて作業をしていました!
腰や膝の痛みは、固定されたり支えられたりするだけで全然違うので、もし腰痛や膝痛に悩んでいるのであれば下記の記事を参考にしてください。
自動車整備士の職業病とは?腰痛の人はコルセットでケアしよう!
自動車整備士・自動車業界のこれからとは?
自動車整備士業界はどちらかというと論理派の方よりも体育会系の方の多い職種ですので、考え方の合う・合わない職場などの問題が多いようです。
調べてみると、パワハラ関連のニュースやいじめ関連のニュースもたくさん出てきてしまいます。
そのため「自動車整備士になるのは不安」という方や「整備士にはなりたくない」といった方もいるのかもしれません。
実際のところ自動車整備業界はいわゆる「3K」と呼ばれ
- きつい
- 汚い
- 給料安い
という若者離れの進んでいる業種でもあります。
ですがこのような問題がある中でも、満足できる環境で働けている整備士もたくさんいます。
それは管理人自身の体験や、実際に自動車整備士に取材して分かった事実です。
また自動車整備士に対する待遇の改善などに取り組む会社も増えました。
給与改善や年間休日の増加を取り入れる企業も多くなっており、自動車業界全体でいじめやパワハラ問題など向き合っているのが現状です。
「自動車整備士の人材不足」が問題だからこそ、今ある企業は働き方や環境に力を入れているのです。
整備士専門転職サイトも本気でこの問題に取り組んでいいるので、気になる方は口コミや評判について覗いてみてください。
自動車整備士の人間関係【まとめ】
自動車整備士業界はどの業界でもあるように、人間関係で悩むことはあるということが分かる内容になっています。
ただしこれは実際に働く職場によりけりなので、きちんと自分にあった環境を選びましょう。
もし人間関係の悪い職場に就業してしまったときには「すぐに相談するか転職も視野に入れて活動する。」ということが重要になってきます。
人手不足の自動車業界なので転職先は見つかりやすく、整備士の待遇改善が進んでいるのでこれからどんどん働く環境が良くなっていくことでしょう。
また自動車整備士が人間関係以外に感じる【ストレス】について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
整備士が抱える5つのストレスとは?原因や解消法について詳しく解説!