自動車整備工場で派遣社員として働いている自動車整備士の方は多くいると思います。
そんな派遣整備士さんが恐れるのは派遣切り。
派遣切りは経営的な事情だったり、業務量の低下及び完了が理由で行われます。
急な契約打ち切りは困る。。
次雇ってもらえるところはあるのかな。。
そんな悩みを持つ派遣整備士さんの一番の対策は、派遣契約がある内に正社員採用の企業へ転職してしまうことです。(違法ではありません)
今回はそんな自動車整備士の派遣社員の派遣切りについて、理由や対策などを更に解説していきます。
自動車整備士の派遣切りってなに?
そもそも自動車整備士の派遣切りというのが曖昧だと思います。
派遣社員の派遣切りとは「派遣期間が終わる前に、派遣契約を打ち切られること」を指しています。
この派遣切りには2つの種類があり
- 派遣先企業との契約打ち切り(派遣会社には在籍)
- 派遣会社からの解雇
この2つがあります。
微妙に違う2つですが、どちらも派遣整備士が仕事を失うことに変わりはありません。
またよく間違えやすい雇い止めは「契約期間満了時に更新されない」ことです。
整備士の派遣社員や期間工がダメージを受けてるみたいですが、フォロワーさんの会社でそのような話ありますか?
— 整備士転職ナビ@管理人 (@SEIBISHInavi) April 11, 2020
少ないアンケート範囲でも実際に派遣切りが起きています。(新型コロナ時期)
そのため派遣社員として働く整備士さんは、これらの違いや自分のリスクについてはよく知っておくべきだと思います。
自動車整備士の派遣切りを行う理由とは?
自動車整備士の派遣切りを行う理由はいくつかあります。
- 業績の低下による縮小
- 契約期間の上限
- 派遣社員の能力不足
- 勤務態度が著しく悪い
派遣切り理由を見て分かるとおり、労働者側である派遣整備士にはどうしようもないことも含まれています。
派遣社員自身に問題があるものを除いて、業績低下や派遣期間上限に関する理由だけ詳しく解説していきます。
派遣整備士の派遣切り理由1:業績低下
派遣整備士の派遣切り理由である業績の低下に関しては、完全に派遣先企業や派遣会社の理由なのでどうする事もできません。
いくら自動車整備士が不足しているとはいえ、派遣会社や派遣先企業だけでみたら業績が低下していることはある話です。
さらに新型コロナやリーマンショックをなど、企業にダメージを与える不況時にも業績低下は起きます。
業績悪化で真っ先に削られるのは人件費で、正社員より先に派遣社員がクビ切られるため、業績の低下は派遣切り理由なのです。
派遣整備士の派遣切り理由2:派遣契約の上限
契約期間の上限も派遣整備士の派遣切り理由の一つです。
派遣社員には「3年以上同じ仕事をすることが出来ない」という法律があります。
この法律は「派遣社員が3年後に正社員採用されるように」と制定した法律です。
ですが派遣期間上限で雇い止めが起きたり、ブラックなところでは派遣契約の上限が来る前に契約を打ち切るなんてこともあります。
上限が来る前に派遣切りが起きることなどあまり無いですが、雇い止めなどは考えられるので派遣切りの理由の一つとなります。
派遣切りの可能性がある自動車整備士は?
自分は派遣切りにあるかな?
ここまで読むと派遣切りに合わないか不安になる派遣整備士さんも多くいるはずです。
実際に派遣切りの可能性がある自動車整備士は
- 派遣先企業・派遣会社の業績低下
- 派遣契約3年が近い
この2つが起きている整備士です。(派遣整備士自身に問題があるのは除く)
「企業の業績低下」の実情は分からない内容ですが、派遣先の従業員の雰囲気で掴みとれることもあります。
- 従業員の自主退職が急に増えた
- 給料が減らされた
これらが起きていれば何かしらの理由があるかもしれません。
そういえば最近、役職者がどんどん転職しているような・・・
もう一つ可能性である「派遣契約3年が近い」は自分でも確認することが可能性です。
契約期間によっては、派遣切りや雇い止めになる可能性もあるので気をつける必要があります。
自動車整備士の派遣切り対策は正社員転職!
自動車整備士が出来る派遣切り対策は一つだけ。
「派遣切りされる前に正社員雇用の企業へ転職する」これだけです。
派遣社員として契約しながら転職活動をすることは違法ではないので、正社員として雇ってくれる企業を探しましょう。
派遣整備士のなかには正社員になれなかったから、派遣続けている人もいるんだけど?
と感じる方も多くいると思います。
実際に仕事が無い状況から正社員になったり、派遣先企業でそのまま正社員雇用というのは可能性が低い話です。
ですが派遣契約があるうちに正社員へと転職するのは、
- 派遣期間内の余裕
- 派遣先企業での実績
など状況が大きく異なります。
「派遣切り」されないために早く動くことも可能ですし、実績がプラスされた状態で転職活動ができます。
また今では整備士の転職事情は大きく変わり、自動車整備士に特化した転職サイトもあるので、より有利に「派遣切り」への対策が可能です。
整備士の派遣会社として活用していないなら、求人業界シェアNO1の【レソリューション】がオススメ。
もう派遣会社としてレソリューションを使った事ある整備士は、整備士の転職だけに特化した【整備士JOBS】がオススメ。
サポート体制が万全だから安心して転職活動をすることが出来ます。
また登録しないと紹介されない非公開求人もたくさん抱えているのが【整備士JOBS】なので、登録して最大限活用するのが賢い使い方です。
自動車整備士が出来る派遣切り対策は
「派遣切りされる前に正社員雇用の企業へ転職する」
自動車整備士が派遣切りをされた時にすべきこと
実際に派遣切りされたらどうすればいいの?
いくら整備士の派遣切りの対策や理由を知っても「実際に派遣切りされた時にすること」を知らないと不安ですよね。
整備士が派遣切りされてしまったときは、
- 派遣切り・雇い止め理由は不当ではないか
- 失業保険の受給申請
この2つを確認・申請することが大切です。
整備士が派遣切りされた時にすべきこと:派遣切り理由の確認
派遣切りの理由が不当である場合は、派遣会社に相談することが出来ます。
またあまりにも悪質だったりするときは弁護士に相談するのも一つの手です。
派遣整備士といえど会社とは対等な存在なので、違和感を感じたらすぐに相談するのが良いと思います。
整備士が派遣切りされた時にすべきこと:失業保険の受給申請
派遣切りの理由が明確になった時に始めて失業保険の申請がすると良いでしょう。
失業保険は早く申請したほうが、受給が早まるので急ぐべきです。
ですが派遣切り・雇い止めの理由が明確ではない場合、仕事が継続されることもあるので確認が必要となります。
エン派遣さんのHPにある失業保険の受給診断チャート(目安)
(エン派遣HPより引用)
失業保険は派遣の契約形態によって、受給出来るかどうかが変わってきます。
また派遣切り・雇い止めされたときの状況によっても複雑に変化するので、しっかりとした知識を得て受給しましょう。
→派遣社員が失業保険をもらうには?知らないと損する情報を解説!(エン派遣HP)
また地域のハローワークや派遣会社の労務担当に問い合わせてみるのも良いです。
自動車整備士の派遣切り【まとめ】
今回は自動車整備士の派遣社員が知っておきたい派遣切りについて解説しました。
「業績の悪化」や「契約期間の上限」が整備士の派遣切り理由です。
整備士が派遣切りされないようにする対策は「契約期間中に正社員雇用の企業に転職する」しかありません。
なので派遣期間中に転職活動をしておくべきだと思います。
もし派遣切りされてしまった場合でも、不当解雇では無いことを確認して失業保険を貰うことは大切です。
今ではフリーランスという働き方もあるので、派遣整備士の方は参考にしてみてくださいね。